NTR・作品レビュー
台風が近づいていると分かっていて地方出張に行ったのに、帰りの便は運休。ようやく見つけた宿は残り1室だけ――「同じ部屋に泊まったって、あいつは絶対に手を出さない」と高を括っていたOLの私の読みは、完全に外れる。アイデアポケットの鉄板シリーズに明里つむぎが登場した本作は、この「油断」から始まる一夜を描いた作品です。
NTR作品レビュー評価
NTR度 ★★★★☆ 3.6
背徳感 ★★★★☆ 4.2
抜ける度 ★★★★★ 4.6
リピート度 ★★★★☆ 4.3
総合評価
★★★★☆ 4.2 / 5.0
※独自評価。総合評価は4項目の平均。
上司と部下の距離が崩れる、あの瞬間
魅力の核心は、「会社では絶対にない」と思っていた関係が、閉ざされた空間と雨音の中で一瞬でひっくり返るという展開です。つむぎさん演じるOLは、日頃から部下を軽く扱っては揶揄うような余裕のある性格。スーツ姿にベージュのパンスト、というOLらしい衣装がその距離感をうまく演出していて、仕事仲間としての境界線が目に浮かぶようです。
ところがその小突き合いが部下の欲望に火をつけてしまい、関係は一気に雪崩れ込みます。焦って帰ろうとしていたはずの二人が、朝まで誰にも邪魔されずに貪り合う。外では台風が荒れ続けているという状況設定が、「明日には会社で会うはずの二人が、今だけは他人」という背徳的な空気を最後まで緩めないんですよね。
教える側から、求める側へ
本作で個人的に一番良かったのは、つむぎさんの立場が中盤あたりから静かに逆転していくところです。最初は童貞部下を鎮めようとする側だったのが、相手が回を重ねるごとに技を覚えていくうち、ゴムの付け方や腰の使い方までレクチャーするはめに。そしていつしか自分から快感を求める側に変わっていく。この「余裕のある上司が、童貞の絶倫に序々に呑み込まれていく」構図は、立場が逆転する背徳感としてNTR好きにも気持ちのいいものだと思います。
口コミでも「待ってました!」の声が多かったように、シリーズの雰囲気を知る人にとっては間違いない仕上がり。白く透き通る肌と整った立ち姿はもちろんですが、つむぎさんの喘ぎ声の色っぽさが作品の熱量を一段引き上げているとの評も目立ちました。確かに、雨音と重なるあの声抜きにはこの夜は成立しないと思います。
どんな人に合う作品か
妻や恋人を寝取られる classic なNTRとは異なり、本作の興奮は「身近な同僚に秘密ができる」ことから生まれます。翌日の出社、部署の空気、周りの視線――それらを想像させるオフィスものの設定が好きな人には刺さるはずです。逆に言えば、血なまぐさい裏切りや嫉妬よりも、禁断の関係が自然に育っていく湿度を楽しみたい人向け。
9発という数字が示すとおり朝まで止まらない絶倫展開、シリーズならではのお約束、そして明里つむぎという完成された女優の安定の色気。雨の夜の相部屋という閉塞感の中で、二人だけの秘密が刻々と深まっていく120分を、台風が去るまで眺めてみてはどうでしょう。
公開 2026.11.01









































